バンクシーが巻き起こすアクションに
NYの人々が熱狂し、翻弄され、揺れ動いた1ヶ月。
またそのバンクシー現象とでも呼ぶべきものの中で炙り出され浮かび上がる各人や各界の状況やポジションに心境。
彼の目的は一体何なのか。
僕は彼の作品が何か明確な答えを提示しているのではなく問題提起自体を目的としているように感じた。
バンクシーはSNSが発達した現代社会の人々に対して現実を拒否して思考停止に陥るのではなくそれぞれが現実に問い続けることを促しているのではないかと思う。
唯一の正解なんてない。
ただし現代社会において他の誰でもなく、自分自身で問い続けれなければすぐに自分の存在が消えてしまうのではないかと感じた。
彼がNYに描いたグラフィティのように。