このレビューはネタバレを含みます
今年前半の作品で特に楽しみにしていたのがコチラ。
大好きなマーク・ストロングがヴィランに決まったことでアメコミShazam！を知った。
しかも主演がザッカリー・リーヴァイ！ 主演作のスパイアクションコメディドラマ『CHUCK』がとにかく大好きで。脇役や吹替だけでなくドラマか映画で主演作プリーズ！ と思っていたので、個人的に最高のキャスティング。やっと公開、嬉しい！
そして期待通り面白かった！！
映画館で何度もゲラゲラ笑って、主人公ビリーの成長と仲間との絆に涙した。
ヒーロー物オマージュ楽しい！ 音楽も良い！ エンドロールの後までオマケがあるから席を立っちゃダメ！
予告で見せすぎでは？ と思っていたらまったくそんなことなかった。ネタバレなしで鑑賞した方が絶対にいい。
主役と悪役のキャラクター造形が思った以上に表裏一体なのが面白かった。
家族にコンプレックスがあり、魔力を手にすることに取り憑かれたDr.シヴァナは、凶悪ながらどこか哀れで憎みきれない。
孤児のビリーと相棒のフレディは、小憎たらしいところのあるクソガキ笑 だけど物語の中でちゃんと成長するから応援したくなる。
吹替PRが話題だけど、ザッカリー・リーヴァイはディズニー『塔の上のラプンツェル』で吹替を務めミュージカルもできる美声、コメディが得意でコドモ演技が絶妙に上手い！
マーク・ストロングも渋くて素敵すぎる声！ ということで、吹替で観た人はぜひ字幕も観てほしいなあ。
子どもたちも生き生きしていてみんないい。
続編製作決まったらしいので、今からとっても楽しみ！
※ここからちょっとネタバレ
ビリーは孤児ではあるけれど
「自分には生んでくれた母がいる、血の繋がった家族がいる」
と、どこかで他の孤児を見下す部分、里親や他人の手を借りずに自分だけで何とかしようとする部分があったんだろうな。
自分の殻を破り、思うようにならない現実も捻くれずに受け入れて、仲間に心を開いたときが、真のヒーローになった瞬間、本当のファミリーを得た瞬間。
それを思うと、あのダサいスーツの胸元が稲妻のごとく光るのはなかなか象徴的。
※コメント欄でさらにネタバレ感想書きます。
