シギ

キャビン・イン・ザ・ウッズのシギのレビュー・感想・評価

3.0
ヤク中の友人を更生させるため、山小屋に監禁する主人公が、怪現象に襲われる話。

ヤク中を更生させるところのドラマがメインなのかと思いきや、
合間に挟まれる怪現象が中心でした。

自分たちの数分後の未来の映像が届くので、それを使って死を回避していく感じです。

これ単体で観ると、「面白くなりそうでならずに急に終わったなぁ、、、」と、42点ぐらいの感想ですが、

この後日談にあたる「アルカディア」とセットで観ると、
合わせ技で75点ぐらいになる面白構造でした。

アルカディアで起きてる怪現象の、
一部分がこの映画だったという位置付け。

正直眠たい映画なのに、
何故かずっと観てられるんよね。

まず会話の間とかセリフがちょうどいい。
タランティーノとかリチャードカーティスの映画みたい。

そして「不穏な空気」を出すのが上手です。なんか嫌なことが起こりそうな、意味深なシーンが不意に挟まれて、興味がそそられるので寝ずに見てられます。

まぁ、起きて最後まで見たところで、特に何もなく急に終わるんですが。

これ観てからアルカディア、3時間を覚悟で通してみれば、なかなかの秀作だとは思います。
シギ

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