ヤク中の友人を更生させるため、山小屋に監禁する主人公が、怪現象に襲われる話。
ヤク中を更生させるところのドラマがメインなのかと思いきや、
合間に挟まれる怪現象が中心でした。
自分たちの数分後の未来の映像が届くので、それを使って死を回避していく感じです。
これ単体で観ると、「面白くなりそうでならずに急に終わったなぁ、、、」と、42点ぐらいの感想ですが、
この後日談にあたる「アルカディア」とセットで観ると、
合わせ技で75点ぐらいになる面白構造でした。
アルカディアで起きてる怪現象の、
一部分がこの映画だったという位置付け。
正直眠たい映画なのに、
何故かずっと観てられるんよね。
まず会話の間とかセリフがちょうどいい。
タランティーノとかリチャードカーティスの映画みたい。
そして「不穏な空気」を出すのが上手です。なんか嫌なことが起こりそうな、意味深なシーンが不意に挟まれて、興味がそそられるので寝ずに見てられます。
まぁ、起きて最後まで見たところで、特に何もなく急に終わるんですが。
これ観てからアルカディア、3時間を覚悟で通してみれば、なかなかの秀作だとは思います。