エアール

パッセンジャーのエアールのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2016年製作の映画)
3.8
モルテン・ティルドゥム監督、主演に
ジェニファー・ローレンス×クリス・プラットをむかえて送るSFロマンス。
もちろん言うまでもなくローレンス・フィッシュバーンも外せません。
あぁいう役が似合うよな〜 笑
ジョンウィックのチャプター2もお気に入りですけどね。

ドラマとしてもいいお話でして、
それがまた良かったですね!!


さて、本作ですが
地球からの移住を決意し
新たな故郷となる移住先へと向かう宇宙船内が舞台であります。
ホームステッド社が巨額を投じた壮大なプロジェクトらしいです。

The Starship A AVALON
Destination
THE COLONY WORLD OF HOMESTEAD Ⅱ
Status AUTOPILOT
Crew 258
Passengers 5,000

隕石との衝突をシールドにより回避、
予定よりもうんと早く冬眠解除となり冬眠ポッドから目覚めてしまう男
ーー技術者 ジェームズ・プレストンことジム。
なんと90年も早く目覚めてしまった 笑
予定だとコロニー到着の4ヶ月前に解除となるはずなのに…。

単純に考えれば
コロニーに着く頃には、つまり90年後になるわけですが自分はおそらく生きていないわけで。
ここで孤独に老いて死を待つだけ…。

自分以外誰も目覚めていない、ただただ孤独を感じる日々、
冬眠ポッドで再度冬眠する方法を思案するも試行錯誤の結果は残念、
システム制御室や操縦室、機関室などへの出入りも試すがクルーのIDがないと開かず、
船内の娯楽施設を満喫するも一時の満足感は水泡のように消え、
唯一の話し相手はバーカウンターにいるバーテン・アンドロイド アーサーだけ。

そんなある日
ジムは冬眠ポッドのエリアにて冬眠してる女性に目が奪われる
ーー彼女の名前はオーロラ・レーン。
職業は作家。

それからというもの
毎日彼女のポッドへ足を運ぶジム。
そしていつしからか、”よからぬ考え”が頭をよぎり、一度過ってしまうと頭から離れない。
ーー冬眠ポッド マニュアルによれば
意図的に冬眠解除することができるというもの。
ジムはオーロラを冬眠から目覚めさせることができてしまうのだ。

自問自答するも、結局ジムは
オーロラを起こしてしまう…
ーー彼女の人生を奪うことになると知りつつ。

目覚めたオーロラ、
他の乗客が目覚めていない事態に困惑、次第に状況を理解し始める。
オーロラは徐ろに執筆を開始するのでありました
ーー自分自身のこと、それははじめての試み。

広大な船内で見知らぬ男女2人きり
ーー恋に落ちるまでに然程時間はかからず。
時間を共有し互いを意識し合うようになり、
2人は激しい恋に落ちるのでありました
ーーオーロラはジムに起こされたとは知らず、
ジムはオーロラを起こした罪悪感を感じながら…。

オーロラの誕生日
サプライズの連続、指輪を贈りプロポーズをするつもりでいたジム
ーーがオーロラは知ってしまう。
ジムが意図的に自分の冬眠を解除させたことを。

その日から関係性は一転
ーー人生を奪われた、人殺しとジムを責めるオーロラ。
出会うはずのない人と出会い、その相手のことを心から好きになりかけていたのだから、
このときの衝撃さたるや、計り知れない 笑

だがそんなことで揉めてる場合ではない。
船内では重大なシステムエラーが起きていて、その影響がじわじわと現れ始めていた
ーーエレレベータやロボットの不調、突然の電力遮断や重力ロスなど。

そもそもジムの冬眠ポッドはなぜ誤作動を起こしたのか
ーー何千回ものフライトテストでただの一度でさえ故障しなかった冬眠ポッドなのに、
全システムの診断データが見当たらず、
過去データより、2年前に何らかの原因で電圧が急上昇し主要システムがダウンしていた
ーージムが冬眠ポッドから目覚めたまさにそこら辺に、
3人目の覚醒者 甲板長 ガスの協力もあり
エラーの原因究明と対処に迫られるのだがもう船にあまり時間は残されていない…。


にしても言うまでのなくなのですが
ジェニファー・ローレンスがいいっすね。
もうそれに尽きる 笑

さて、極限状況下で取捨選択が迫られる。
彼らは何を選ぶのか…。
エアール

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