Mackey

わたしはマララのMackeyのネタバレレビュー・内容・結末

わたしはマララ(2015年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

マララさんの伝記ムービー。とくに物語性があるわけでもないし、汚い部分が描かれているわけでもないので、面白い、わくわくという感じとは違う。

”欧米人が社会的圧力から無理やり拍手しなくてはいけない”ような”正しいことをしている人”の作品。欧米が彼女を利用しているような感じが見えて嫌だった。

ただ、マララさん自身はすごい人。ものすごく努力家。彼女が女性のために活動するようになったのは、父親の教育のたまもので、やはり教育というのはすごく大切だと思った。

”パキスタンにいたら今頃私は、2児の母だったでしょう”という、まだ高校生の彼女の言葉が心に残っている。さばけた、イギリスの都会のクラスメイトと並んでいる風景。同級生とマララさんの境遇は天と地ほどもある。

途中、彼女の幼少期の頃のことや、タリバンとパキスタンとの関係など、アニメーションで解説しておりわかりやすい。実情を知りにくい部分がよくわかった。

あとなにより、銃撃され、美しい笑顔を失っても新年のために歩み続ける、そして宗教心からか敵をうらまずの彼女の強さはすばらしい。
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