はま

グリム・アベンジャーズのはまのレビュー・感想・評価

グリム・アベンジャーズ(2015年製作の映画)
1.1
魔法の鏡を通った敵を追って、おとぎ話の登場人物たちが魔法のない現代世界L.Aにやってくる。力だけでなく権力を手にした敵に、プリンセス達は力を合わせて立ち向かう。

クソ映画と分かった上で見たので(吹替え声優目当て)、案外楽しく見られました。というかこういう作品は逆に友達とギャーギャー言いながら見るのに向いているのかもしれない。クソに変わりはないけど。あと海外ドラマ「ワンスアポンアタイム」に乗っかってる部分もあると思うので皆さんワンス〜を見ましょう。

まずそもそもの世界観とか設定とか何の説明もなく始まるのでキャラの名前すらわからない状態でしばらく見させられます。(途中で『あっこいつシンデレラやったんか。的な。』)【ラプンツェル】は髪に巻いた鉄球でボコります。【白雪姫】はツララで刺します。気温も下げれます。【いばら姫】は敵を眠らせます。正直この能力が強すぎて彼女一人で戦っていけるレベルです。【シンデレラ】は変化能力があります。そしてここで大きなツッコミです。『童話でその能力使ってんのお前らじゃなくて魔女と妖精だから!!』フェアリーゴッドマザーの存在を完全否定するシンデレラであった。この時点でおとぎ話という世界観は崩壊です。最高に面白い。

中でもアイアン・ジョンの存在は群を抜いておりました。歩くたびに鳴るメカメカしいSEとは裏腹に、銀色のスプレーで塗装された役者の顔はアイアンの欠片もなく、登場するだけで視聴者に笑いを提供してくれました。ありがとうアイアン・ジョン。
展開や演出、CGなど全てにおいてクソではありましたが、友達曰くB級映画にしてはちゃんとしているそうなので「そういう」人達にはウケる作品ではないでしょうか。

とりあえずワンスアポンアタイムは本当に面白いです。マジで。
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