はま

オッペンハイマーのはまのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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ノーラン映画でスコア0つけるやつが来るとは思わんかった。映画としては失格なんよ、でも何、映画って?(混乱)
だって楽しくないもん、1㍉も。でも映画って楽しくないといけないかと言われたらそういう意味でもなくて、そしたら楽しいの定義ってなんなの、ってなるわけで、

私もう何が何だか分かんない🤷

上映後の劇場がめちゃくちゃシーンとしてたのがなんか私の心あらわしてて逆にちょっと笑っちゃった。分かるよ、映画って誰かと一緒に見にきたら終わった後にまず一言「面白かったわー」とか「泣けたわー」とかすぐ言い合うじゃん。それが無いのよ。
なんて言っていいか分かんないから…

劇場出てちょっと落ち着いてこの映画の感想を言葉にしようとしても、果たしてこれは『オッペンハイマー(という映画)』の感想なのか、「オッペンハイマー(という人間)」の感想なのかのラインが一瞬で失われる。
でも今までの伝記映画もそうだったかと言われると全くそんなことはなくて(『ボヘミアン・ラプソディ』とか良い例)、決して「映画」と「歴史」を混同することはなかったし「映画」として面白かったから何度も観たし…
そういう定義で表現しちゃうと0点なの、私の中では
ノーラン怖い
人間が怖い

途中からこの映画のジャンルはホラー映画なんじゃないかと思い始めた。人間の人間によるグロテスクな殺し合い。それは物理的でも精神的でもどちらも。オッペンハイマー博士はそういう意味では加害者だし、被害者でもある。
でもこれがアメリカ社会で作られた映画だということが、そのグロテスクさを“ある程度”に収められてると感じたのはちょっとある。端々で。

個人的にはアカデミー賞(の授賞式)も人間のグロさを露呈する場だと思ってるから、早よなくなってほしい。どうでもええねん「スピーチの内容に当事者への思いやりが」とか「ステージ上では停戦バッジ外してる」とか。知らんがな。政治と宗教とゴミみたいな個人の好き嫌いを映画に繋げるな。賞は賞で勝手にやってて良いから授賞式パフォーマンスは消えてくれ。

話が逸れすぎた


共産主義とか第二次世界大戦からの冷戦とか、「今我々は誰と戦ってるんだ?」って言葉の通り、歴史のその裏側をちゃんと把握してないと全然意味分からない危険性をはらんでる映画だった。己の地頭が試される… なんてハードルの高い映画なんだ。
これ書きながら「オッペンハイマーが知り得ていたこと(本人目線の出来事・描写)」じゃない部分が白黒だったのか…!ってちゃんと自分で気付けて私偉い。
それぐらいで「えっへん」って思ってるんだからこの映画の真意の1割も理解できてない可能性はある。流石に歴史の大まかな流れは把握してるつもりだけど(過去の“面白い”歴史映画のおかげだネ)ちゃんと勉強しなおしてから感想書こう、

と思ったけど初見の私のバカみたいな感想もそれはそれで消えたらもったいないなと思ってここまで書いた。晒しとく。
日本語字幕に違和感覚えたあたりからちょっと集中できなくてセリフについていなくなった(一回読み飛ばすと次の文が全く記憶に残らないノンストップ物理学)。みんなほんとにこれ全部理解してんの?すげーな

映像の世紀のオッペンハイマー回撮り溜めてるからそれ観てもっかいこの映画について考え直します。

【追記】NKHの『クローズアップ現代』はこの映画公開前にノーラン特集するのは良いとして、内容についての懸念(ネタバレすんなボケ)と質問内容のくだらなさを考え直すべき。恥ずかしい。
『映像の世紀 バタフライエフェクト』のオッペンハイマー回はこの映画を一旦離れたところ(第三者視点でのただの歴史)から見れるので、これ観た後に見るのをオススメする。
あとは色々wiki読むかー
アメリカン・プロメテウスも気になるっちゃ気になる。









『オッペンハイマー』から離れた感想

ケイシー(;▽;)天使か 天使だわ
後ろ姿と声だけで分かるその存在
ありがとうノーラン
はま

はま