Chiyo

しあわせへのまわり道のChiyoのレビュー・感想・評価

しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)
4.0
ゆっくりアクセルを踏んで
全てを見渡して
サイン(標識)を見逃さないで
慌てなくていいから
自分で運転を

☆:*+゚゚+*:.。.*:+:*+゚゚+*:.。.*:+☆

自動車教習所での教官の言葉が、人生の諭しのように重なり合う…

「ガンジー」のベンキングズレー(父親がインド人、英生まれ)が本作ではインドから亡命してきたシク教徒で、教習所の教官&タクシーの運転手役✩⃛ೄ
アメリカにおけるインド人のタクシー運転手には、シク教徒が多いと言われていて、ターバン+ヒゲという風貌から差別されたり危険視されたりする事も多いそう(ó﹏ò。)

そんな状況下でも、新しい土地で生きていくという決意が凛とした佇まいに反映され、口数少ないながらも優しさが滲み出ているベンキングズレーの魅力が、結婚21年目にして夫に浮気された書評家の妻ウェンディの傷付いた心を、運転を通じて徐々に癒していく( o̴̶̷᷄⌓o̴̶̷̥᷅ )
"慌てなくていいから"、って…✩⃛ೄ
実話が基となっているらしい( ๑॔˃ ॢ‧̫˂)ॢ.*
「めぐり逢わせのお弁当」を彷彿とさせる様な、大人の心の機微が丁寧に伝わってくる作品ฅ•ﻌ•ฅ


「カーマスートラ」で嫉妬に狂った役を演じていたサリタ・チョウドリーが本作では、インドから初めてNYにやってきて、初対面の相手の妻となり、見知らぬ土地で暮らす不安を物憂げに静かに演じている。

そして「SEXテープ」でも出て来た「Joy of sex」という本(主に体位のHow to〜と思われる)がここでも登場(⊙⊙)‼アメリカで流行ってるのでしょうか・・・・・
ほ、ほしくないけどっっ(ฅฅ*)
Chiyo

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