まぬままおま

Doodlebugのまぬままおまのレビュー・感想・評価

Doodlebug(1997年製作の映画)
5.0
これは素晴らしい。ノーラン作品の中で一番衝撃を受けている。

虚構と現実の見境のなさ、閉塞感や死に対する不条理さといった後のノーラン作品に通底するものが3分に凝縮されている。

ノーランはいつも時間に追われているのかな。老いたり死に向かう時間に。その不安を解決するために、夢の世界や宇宙に行って時間を伸ばしたり、逆行させたり、時制を崩したりしているのかもしれない。そんな根源的な不安を感じ取る。