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エンド・オブ・キングダムのodyssのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)
3.0
【日本の首相が・・・】

BS録画にて。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。

前回はホワイトハウスがテロリストに襲われるのですが、今回はイギリス首相が死去して、その国葬に各国首脳がロンドンに集まったところをテロリストが・・・という設定。

設定の極端さは前作も同じでした。ただ前回はホワイトハウスという、重要ではあるけれど一つの建物がターゲットだったので、まだしもリアリティが感じられました。

しかし今回は一つの建物ではなく、ロンドンの主要な場所をテロリストが掌握してしまうという設定なので、ちょっといくらなんでも極端すぎ。まあ、面白いのではありますが。

主役のシークレットサービス(ジェラルド・バトラー)と大統領(アーロン・エッカート)、それにシークレットサービス長官を務める美人黒人女性(アンジェラ・バセット)は同じ。前回は下院議長で大統領代行を務めたモーガン・フリーマンは今回は副大統領。

ロンドンに各国首脳が集まるところの描写なんですが、フランス大統領は川を使って小型艇で、イタリア首相は若妻(それとも愛人?)を伴って、というふうに各国ごとの(いかにも通俗的な)イメージで登場します。ドイツが女性首相なのは当時のドイツ首相がメルケルだからでしょう。しかし日本の首相がさえない爺さんなのが、どうにも。日本のトップ政治家のイメージって、こんなものなんですかね。

しかもイギリス首相とアメリカ大統領以外は全員・・・。世界はアングロサクソンで持っている、という宣伝の映画ですか(笑)?
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