ShimaD

COP CAR コップ・カーのShimaDのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
4.2
『マッド・ベーコン/怒りのオーロラの彼方へ』
ここまでのケヴィン・ベーコン萌え映画とは思いませんでしたよ。無邪気な子どもと必死なベーコンの対比が滑稽。
ベーコンが焦れば焦るほど面白おかしくなっていきます。ギリギリ緊張感を取り戻せる絶妙なコメディのバランス。

パトカーを盗まれるケヴィン・ベーコンという設定自体がすでにちょっとこみ上げるものがありますが、等身大の汚職警官っぽさがいいですね。
今までは性格のひん曲がった小悪党的な印象が強かったように思いますが(偏見)、これはまたこれでいい… いや… 同じじゃないか?!笑
子どもの側から観ても、幼さの脱皮をジュブナイル×ロードムービー的な描き方で表現してて『スタンド・バイ・ミー』みたいだわーと思いました。

ベストバウトは「ベーコンvsドアロックノブ」に決まり!
車のドアの内鍵ですね。上にぴょこって出てるやつ。調べたらあれドアロックノブっていうんですね。
コントにしか見えなくて終始笑いながら応援しました♪
警察無線を利用するくだりも(当然といえば当然ですが)自分の汚点が発覚しないようにコソコソ裏工作する小者ぶり。
周到にやってるっぽいけど、そもそもあんたポカやって盗まれてるんだからね!ちっとも頭脳的じゃないんだから!って笑

とにもかくにもケヴィン・ベーコンにはこれからも着実に世の俳優たちのベーコン数を少なくしていって欲しいものです(これからも活躍に期待してます!の意)
ShimaD

ShimaD