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ザ・サークルのJAmmyWAngのレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
1.2
なるほど、バカなんだと思った。
問題を過剰にアイコン化しておきながら、作品的リアリティによってその飛躍を埋める試みが皆無であるし、一方で物語は然るべきディテールを飛び越えて進んでいくし、結局「してやった」であろうが「してやられた」であろうが誰もが平等に全員バカである。脳味噌を1mmでも動かした者は等しくバカになる世界がそこにはある。

本作で描かれたのは「ネット社会の恐怖」ではなく、「ネット社会を恐怖する者のクソみたいな妄想」でしかなかったんじゃないですかね。こんな事は言いたくないけれども、いい大人がいつまでもこんな事をやってたらダメでしょう。自分自身に対しても、そんな自戒の念がサークルの円周を滑って回帰するのであった。みたいな☆
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