“Intruder alert♪”
常識に欠けるボンクラと常識の無いバカのコンビで、前者がまともな人に見えるというバディ系コメディの王道。
防犯装置を売るために泥棒をするというマッチポンプサクセスストーリー。
主演は『エンパイア・レコード』でマーク(赤いTシャツで一番幼い感じの店員)を演じたイーサン・エンブリー。その恋人役が『パラサイト』でゴスなアウトロー高校生を演じていたクレア・デュヴァル。どちらも青春映画の秀作なんだけど、2人とも20年くらい経っていい感じにくたびれてます。
こういう話って、“でもやっぱ犯罪は犯罪だし”ってとこにどうやってオトシマエつけるかが肝だと思うんだけど、ある意味“夢オチ”になっちゃってるラストに唖然。そこまで語られてきたストーリーの(作劇上の)虚実が全てあやふやになってしまっているのが残念。
あと10分くらい費やして事の顛末の“タネ明かし”的な事をしてくれれば“巧い!”ってなるやつなんだけどな。