風来坊

ウォー・オブ・ザ・ワールドの風来坊のレビュー・感想・評価

2.0
地球に接近する小惑星。危機を回避しようと小惑星を爆破するチームを送るが、小惑星の正体は宇宙からの侵略者の母船だった…。地球に訪れた危機を宇宙飛行士や消防士達の目線で描くSFアクション。

うーん…これは酷かった…面白くないですね…。色々なSF映画をパクリにパクった感じ。遊び心のあるおバカなB級映画じゃなくて制作者達は真面目に製作しているぶんバカ演出が痛々しい…。展開を広げるためか宇宙飛行士の敵の母船での戦いと、地球の消防士の娘を助けにいく話で構成されていますが一貫性がなくて忙しく分かりづらくしている印象。

ただ共通しているのは宇宙飛行士のリーダーも消防士のリーダーも人間的に魅力が無いという事。特に消防士のリーダーなんて娘の事しか頭になく彼に付いてきた仲間は無駄死に…。こんなヤツについてくる理由がよく分からん。人間ドラマなのに人間に魅力が無いのでどうしようもない。敵の飛行物体に斧と釘打ち機で応戦というムチャクチャな演出は笑えます。敵の技術は最先端な筈なのにいとも簡単に脱出できたりとご都合主義万歳!最後は無理矢理尻切れトンボ。

小惑星に向けて出発…特に何もなく一瞬で小惑星に到着など展開も急過ぎですね。宇宙飛行士達の飛行服が鎧感満載で切ない…。その他の小道具やCGも安っぽいですが、侵略者達の造形などは着ぐるみ感はありますが気持ち悪くてよく出来ていたと思います。どこかで見たような感じもするので新しさは無いですが…。あとこの映画は女子率が高いです。アジア系の女性が綺麗だったり無駄にレベルが高い…力の入れる所そこじゃないから(´・ω・`)

ツッコミを入れながら観ればそれなりには楽しめましたが、純粋な面白さを期待して観る映画ではないと思います。
風来坊

風来坊