2014年のサバイバルスリラー。エドガー・アラン・ポー賞を受けたロブ・ホワイトの小説「Deathwatch 」(1972)を映画化。舞台はアメリカ南西部モハーベ砂漠。狩猟で訪れた大富豪マデック(マイケル・ダグラス)は、随行の青年ガイドであるベン(ジェレミー・アーヴァイン)の友人を誤射。マデックは通報しようとしたベンを裸で灼熱の砂漠を逃げるよう脅し、人間狩りを楽しみがら死に至らしめようとする。
砂漠のどこに何があるかを熟知したベンと、最新ライフルやダイナマイト、快適装備を備えた高級車で追い回すマデック。基本的にはこの二人の物語で、断然不利なベンが一方的に追われるシーンが長いのでやや単調。終盤ベンの仕返しが大甘なのももどかしい。ラストに期待したが、う～ん。。だめ。
原題は「Beyond the Reach」。改題前は「The Reach」。Reachは本作の舞台である砂漠の範囲を指しているようだ。
