なりかけゾンビ

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

3.8
2010年代の数少ない良作ゾンビ映画!


みんながこの作品のタイトルを聞いて思うことは「マッドマックスをパロディにした低予算映画かな?」って感じだと思う。
実際にはそんなにマッドマックスの様に狂気さを感じるシーンや人物は意外と少ない(マッドサイエンティストだけ狂ってた)。
どちらかといえば改造車や防具の雰囲気、音楽の使い方や演出がマッドマックスに寄せている

出てくるゾンビは昼はノロノロ、夜は走るタイプのゾンビ。口からガスを吐き出し、それが車などの燃料になる。造形は他作品と大きく変わりはない

この作品の良いところはとにかく改造車がかっこいい!!!「マッドマックス怒りのデスロード」を劇場で4回観ていて、ゾンビを愛する自分にはもうこれだけで幸せの詰まった映像!
そして自宅では身の回りのもので闘い、外では銃火器をそれなりにぶっ放すシーンが多いところ!
昔からそうだが、ゾンビ映画では意外と銃火器が出てくる作品が少ない為個人的にはとても嬉しい演出でした

また、何故昼と夜でゾンビの活動スピードが違うのか、何故口からガスが出るのかということなどの説明が丁寧でした!
できれば軍隊やマッドサイエンティストが何をしようとしてたのか、妹が何故ゾンビを操れるのかも説明が有れば尚良かったかなと思います

公開当時から日本では賛否両論あったこの作品ですが、個人的にはちょっと変わったゾンビと武装したおっさんだらけの今作はとても楽しめました!!
この作品の様に普通に楽しめるゾンビ映画が2020年にはもっと沢山できればいいなーと期待していますw
なりかけゾンビ

なりかけゾンビ