みち

或る終焉のみちのレビュー・感想・評価

或る終焉(2015年製作の映画)
4.1

何と言えばいいのかよくわからない…。

観たものはわかる。訪問看護師の主人公デイビッドがしてきたことや考えていることもなんとなくわかる(ただ、デイビッドは語らないので本当のところは明らかでない)。でもどう捉えたらいいのかわからない。
すごい作品やけど、どうおすすめしたらいいのか。


ただ単に看護(映画の中では日常生活援助が多いので介護と捉える人も多いかもしれない)を描いた作品というわけではないと思った(彼のケアの仕方は所々雑やと思ったし)。デイビッドという1人の人間を彼の仕事を通して静かに描いていた。最後が、タイトルなんかなあと。



私は看護師をしているので、あらゆる人を直接看て聴いて触って感じ、人間について、生きることについて、死ぬことについて日頃から色々考えます。
この仕事でなかったら、あまり考えないものなのかもしれません。
この映画を観て、自分もデイビッドになって病気を持つ人と関わることで、そのようなことを考えるきっかけになるのかもしれないと思います。
みち

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