R

ヴィジットのRのレビュー・感想・評価

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.7
自宅テレビで途中まで友人と鑑賞。

ペンシルバニア州のまだ見ぬ祖父母の家に一週間滞在することになったベッカ(オリビア・デヨング)とタイラー(エド・オクセンボールド)の姉弟。
優しい祖父母と美味しい料理にすぐに馴染む2人だったが、徐々に祖父母の様子がおかしいことに気付き始める。

※ネタバレしてます

監督はM・ナイト・シャマラン。

近年は「エアベンダー」や「アフターアース」などちょっとトホホな作品が多く、かの「シックス・センス」の栄光は何処に…と言った感じだったらしいが、今作は久々の原点回帰のホラー作品。

ファウンド・フッテージ方式の姉弟が撮ったホームムービー風に撮られているので、いざ祖父母の家でのシーンになるとイヤーなムードが高まる。

それも、ふとした瞬間にいきなりクレージー!な場面が入るので、何度もビックリした!!

特に床下での鬼ごっこから〜の貞子もビックリの様相にはかなりビビった。

でも、この作品、怖いだけでなく笑い所もかなりあって、先述のシーンでも振り向きのノットセクシー笑な半ケツなど爆笑シーンも多々あるのが面白い。

いや、しかし勘のいい人ならわかるんだろうけど、俺はまんまと騙された…。てっきり異星人侵略ものかと思いきや、そうきたか。

だからか、いきなりのシーン以上に思わぬ人物から真相が明かされる場面で心底ゾッとした。

俺自身も幼い頃は妹と祖父母の家に泊まることが何度もあったから、この作品での感情移入度はすげぇ高いなあ。

夜中におばあちゃんがあんなんなったら俺なら卒倒するわ。

ただ、ホラー要素と共にドラマ要素も意外と多いので、そういった意味でホラー観るぞと意気込むと肩透かし喰らうかもしれない。

あと、弟のタイラーことTダイアモンドは良いキャラだけど、エンディングでのラッパーぶりがすごく良かっただけに物語中、もっとコメディリリーフっぷりが見たかった。

驚いた時に有名歌手名を言うって要素ももっといざって時に言ったら面白いのになぁ。

まぁ、でもコンパクトに恐ろしい作品で見やすかった。
R

R