スターリングラードの戦いを題材にしたエンタメ戦争もの。
五人のソ連兵と、生き残りの女性ひとりの交流がメイン。
オープニングエピソードを3.11にしたのは前代未聞。海外派兵されたロシア兵が、救助を待つ一般市民を元気つけるため、「五人の父」の話を聞かせる。
籠城するアパートを死守する五人と、それを打ち破ろうとするドイツ国防軍というのが話のほとんどで、史実には絡ませてない。
•みんな大好きスナイパーのくだりあり。
•理性的なソ連兵たち。
•敵の将校はゲス野郎なんだけどキャラ立ててる。
•エロは控え目。
•戦場の誕生日パーティー、オペラの独唱が素晴らしい。
•全滅ラスト。
と、よいプロットだらけで、その年のロシア映画界最大ヒットも頷ける。
名作の多い「スターリングラード」というタイトルだけど、先行作ニキに勝るとも劣らないできになってると思った。
WW2で、座標を伝えて爆撃要請ははじめて見たけど、これは創作かな？
たったひとり生き残った砲兵のくだりは「1941 モスクワ攻防戦」で、やってたやつかな？
面白かった！
