こ、これは一体……
二階堂ふみが金魚役
大杉漣が小説家役
真木よう子が幽霊役
高良健吾が幽霊役(芥川龍之介)
何なんだこの狂った世界は……
ストーリーはざっくり言うと、小説家と金魚のラブ・ストーリー……位しか言いようが無いよ！！
別に映画として極端に駄目な所は無い(はず)なんですけど、正直好きになれた所も特段無いんですよねぇ…
2階にある鏡の演出とかはJホラーめいていて非常に好みなのですが、其れ等を登場人物が一切咎めないので段々と不安になるんですよね
例えばあれだ。『パディントン』を初めて観た時の気分。「え、何でみんな熊が喋る事に驚かないの！？」と同じ様に今作も「え、何で金魚が喋る事に驚かないの！？」ってな感じ
理解に苦しむ内容、独特な演出には頭を悩まされましたが、主人公を中心とした会話劇での演技は素晴らしかったですね。石井岳龍監督の作品は初視聴でしたが、非常に尖った作家性と演者に拘る作り方をしているだなと思えたのは良い次第でした
