ふたば

植物図鑑 運命の恋、ひろいましたのふたばのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2024年3月28日
図書館レンタル、ひとりで鑑賞

上司に怒られて冴えないOL生活

いつもの帰宅中、道端に倒れてるイケメンあり。そんな事ある訳ない。かなりファンタジー過ぎて見てて恥ずかしい。「噛みません。躾のできた良い子です」なんて言われたら不審者すぎて気持ち悪いよ。それを笑って受け入れる高畑充希も頭どうかしてるよ。

出会って次の日にお互いに呼び捨てかぁ。植物の世界ならやさしい世界だから、お互いに〇〇ちゃんと〇〇くんていうのが相応しいと思うね。

「さやかって手取りいくらなの?」えあって数日?で収入聞いてくるの金目当て?怖っ。

同じ家で風呂入る高畑充希と料理つくる岩ちゃん。もうこの2人やってるだろ。春の山菜で色んな料理を作るシーンと料理が写るシーンとてもいいね。つくし、ふきのとう、ふき…。天ぷらを揚げるところがいい。

おっ、岩ちゃんのバイト先ってローソンかぁ。いいね。高畑充希に罵声浴びせる上司と、食事を迫る客、高畑充希を狙って飲み会帰りに着いてくる同僚…この会社はまともなのいないのかい?

会社の飲み会で同僚の男に狙われてるのを救助したら、口論になり、その勢いで告白しちゃう高畑充希。それに対して「今まで好きにならないように努力してた」という岩ちゃん。そして引き金を引いたと言っと、ふたりはキス、からのベッド・インして朝を迎える!洗ってない食器を映すので「あぁ、夜に何かあったらから洗えなかったんだな」って察せられるのがすごいわ。

弁当作れて仕事しててイケメンで、夜の営みも上手。女の理想を詰め込んだ男性のイメージだな。

「わりぃ、パス。おれ、地面に根ざした生きた植物が好きなんだよな」わかるー。

予想通り、手紙を残して突然いなくなる岩ちゃんこと・いつき。付き合ってて肉体関係まで持っといて勝手に何も言わずに居なくなるとか有り得なくないか?誕生日に半年期限がきて居なくなるかも?と思って焦ったら後ろからクラッカーパーン!のハッピーバースデー!だったのに、結局なにも言わずに姿を消すの酷すぎるわ、勝手だな。

そんな折に、いつきのバイト先でハンカチ渡してた女性がバイトは辞めてたけど駅で見かけて、誰かと会う約束してたのを聞いて勝手に跡をつける。そして警察に通報されて事情を聞かれる。そんな不幸に落とす男なんて、幸せな生活してたけどいい男じゃないね。

なんか…植物好きでこの映画みたけど、身勝手な若者男女の面倒臭くて自分勝手な作り話に植物を巻き込まないで欲しい(笑)

この映画どう終わるんだろ?ひとりでも生きられる幸せを見つけるのか、再会するのか。

なんか薄々悟ってたけど、さやかが誘った生け花(華道家)の重鎮の息子だったと判明。写真集の出版パーティがあると本を1冊、さやかの自宅に送り付けた岩ちゃん。なんだよ、姿消してやっとこっちが落ち着いて心の整理が着いた頃にまた思い出させやがって。

「別れる男に、花の名前をひとつ教えておきなさい。花は毎年咲きます」これは男に使う言葉なのに、高畑充希がフへクソカズラを見る度に岩ちゃんを思い出してしまうトラウマが出来てしまったよね。てかへクソって名前が… なんで映画のキーワードにこれ選んだんだろう(笑)

出版パーティに慌てて参加するけどスピーチを見て、あぁ住む世界が違うんだな、もう終わったんだわとガッカリして帰宅したらアパートの入口に座り込んだいつきが。「どこ行ってたの?」「それはこっちのセリフでしょ」本当そうだよね、勝手すぎるよ。岩ちゃんはリアルでも御曹司だしこの話でも御曹司、しかも高畑充希もお嬢様だからふたりとも金持ちの家系なんだよね。

…思った通りの理由。今の自分じゃダメだから立派になって帰ってくるために姿を消したと。これも女の理想だな。こんなスピーチをしたんだよ、だからまた付き合ってって、こんな告白されても心の整理つかないし微妙じゃない?そして、ふたりは結婚。

この映画撮影を通して岩ちゃんはコンビニバイトという庶民の気持ちを体験、高畑充希は植物の命の大切さを学んだのだろうか。

最後は、岩ちゃんが弁当を作り、高畑充希が味見させてもらい美味しい!というシーンで終わり。ハッピーエンド。
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