ひらこ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のひらこのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

平日朝イチの回
きっとここにはオタクたちしかいない。
前作からずっと待ち続けていた仲間たちに違いない。
ずっと見てきてよかった。よくわからんけどよかった。自分で考察した上でもう一回見たいな。

映像の暴力とかっちょいいメカと砲撃
もうただの街並みの一コマでさえ厨二をくすぐる作画。無人戦艦ミサイル。パリの街、箱根、ニアサードの後の第三村

旧作では結ばれなかった人たちの、今度は結ばれた世界。ガキンチョのままでは生きられない、早く大人にならないといけなかった。

新しい感情を知っていく綾波、田植えの綾波。
「名前をつけてほしい」「名前を考えてくれてありがとう」おはよう、おやすみ、ありがとう、さよなら。仲良くなるおまじない。
仲良くなるおまじないはATフィールドを越えるんだ。こうやって返すんだ。こうやって返すんだよ、そう教えてくれたのは綾波なんだよゲンドウ。
「名前をつけてほしい」
「男の子だったらシンジ、女の子だったらレイ」
かつてあなたが考えた名前なんだよ。ユイさんはそこにいたんだよ。

助けられなかった14年前の綾波、あなたはずっとそこにいたのね。もうシンジ君がエヴァに乗らなくてもいい世界になったよ。あなたのおかげだよ。
ゲンドウさんの想いをこんなに聴ける日が来るなんて…。ずっとわけんからん男だと思っていたけど、許されないけど、やっぱりわからん男だけど、なんでだろう。なぜか好感度があがったんだな。孤独に耐えられない、弱い、弱い、ただの普通の人間だったんだね。ずっと孤独でいるよりも、大切な人を知ってからの孤独のほうが大きいね。他の人間全部より、大切だったんだね。
みんなのことを好きになって幕引きだったな。
拒絶より歩み寄りを
暴力より話し合いを
大人のキスより真実の言葉を
選ぶんだ、自分で選んで、考えて、自分で背負うんだ。自分の重りを誰かに半分持ってもらえるようなことがあったら幸せだね。いつか自分が誰かの重りを持てるようになったらいいね。



おはよう、おやすみ、ありがとう、さよなら
さよならエヴァンゲリオン
ひらこ

ひらこ