Jun

シン・エヴァンゲリオン劇場版のJunのレビュー・感想・評価

3.5
物語の本質を思うに、明らかに情報過多であり、その説明すら放棄しているスタンスの印象は拭えない。どんなに大風呂敷を広げても最後には個々のエピソードに帰結していく様は、物語の構造上の限界を感じずにはいられなかった。とは言え、視点を変え紡がれる後半部の展開は大変見応えのある内容だ。

色々と思うことはあるけれど、これだけ長く、多くの人を惹き付けてやまない作品の魅力は他に類を見ない。その点にはやはり、大いに敬意を払いたいと思う。
Jun

Jun