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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧のminyamのレビュー・感想・評価

4.5
今年は何かと忙しくてあまり映画を見られなかったのですが、2015年劇場鑑賞の締めは電気グルーヴのドキュメンタリー映画となりました。

大晦日のレディースDAY、平成27年も残りあと数時間という世間的せわしなさ真っ只中の割にシアター内は男女入り混じる落ち着いた電気ファン(ですよねきっと)でそこそこ埋まっており、まったりとした空気に和みながらスクリーンで椅子に座って見る電気グルーヴ。
居心地いいんだか気持ち悪いんだかよく分からない不思議な体験でした。
歓声も野太いヤジもなくほぼじっと映像を眺める行為のこっ恥ずかしさというか、むず痒さはたぶんあそこにいた誰もが感じていたことでしょう。

映画の内容については結成から現在までの電気の足跡を曲と映像をはさみながら見せて、いろんな人たちが二人についていろいろ話すんですが結局のところ、まりんがストーリーテラーのようになっていたのが胸熱。
脱退後もたまにライブにゲスト参加したりでお見かけはしてましたが、精神病んで引きこもってるなどと卓球にイジられて苦笑してるイメージだったんで、あんな饒舌で穏やかに当時の事を話してくれて、しかもとても楽しそうだったのが印象的でした。

見終わってパンフ買おうとグッズ売り場に行ったら店員が棚の掃除始めてるし帰りに寄ったデパ地下では蛍の光が流れおせちの半額投げ売りやってました。
パンフに載ってた「電気グルーヴとお母さん」ってマンガが面白かったです。好き。

こんな感想で星大盛りって。どうかしてるけど電気スクリーン鑑賞記念ってことですいません。

来年も再来年も電気のライブに行けていられますように。
そして皆様、今年もお世話になりました。よいお年を。
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