このレビューはネタバレを含みます
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監督リチャード・リンクレイター、主演ブレイク・ジェンナー。
何が面白いか説明するのがとにかく難しいが、素晴らしい作品だと思った。
物語は、大学の卒業ではなく、
大学生活が始まるところで終わりとなる。
だから普通の物語にありがちなセンチなテンションみたいなものは一切ない。
ただただ朝から晩まで遊んで、恋をする(あとセックス)。
そんな乱痴気騒ぎの何が面白いんだと思われるかもしれないが、
不思議なことにちゃんと面白いから凄い。
タランティーノじゃないけれど、リンクレイター監督は雑談を聞かせる力があると思う。
それこそスクール・オブ・ロックでの小学生たちのロック小噺も、大したことは一切言ってない割になかなか聞かせるものがあった。
社会に出て分かったことは、学生の頃って本当にかけがえがなくて、
とにかく人生で一番自由な時間だ。
彼らもいつかは大人になる。それを観ているこちらが分かっているからこそ、何もしていない彼らの姿が妙に眩しい(もちろん登場人物たちは誰1人、自分たちが大人になるなんて思っていないだろうが)。
なんかわからんが良い映画。
おすすめです!