健多郎

スタング 人喰い巨大蜂の襲来の健多郎のレビュー・感想・評価

3.5
薬品で巨大化した蜂にブッ刺されて「ぎゃあぁぁぁ痛ってえぇぇぇ!!」ってなるはなし

パーティ中に巨大蜂襲来!
蜂に刺された人の身体からも光の速さで新たな巨大蜂が誕生!
もうわちゃわちゃ!
ストーリーはもうだいたいこれだけ!
ジャケットからも分かるように、THE・B級といった出来なんだけど、予算の都合で仕方なくちゃちくなってる感じじゃなくて「面白くて楽しめるパニック映画を作っちゃる!」という気概がヒシヒシと伝わってくる

出来るだけCGに頼らず、可能な部分はプロップを使用しているのが素晴らしい
蜂のプロップも結構よく出来てて、ヘタにフルCGで表現するより良い意味でB級感が出ています
プロップやミニチュアに拘ってくれるだけで特撮ファン的には好きになっちゃうんだよね…

話をややこしくしてしまいそうな設定を一切排除して、単純明快なストーリーにしているのも良い
序盤の蜂アタックでメインキャラ以外にたくさんいた登場人物をほぼ全滅させる潔さも素晴らしいです
登場人物を減らすだけでも予算削減出来ますからね!
エンディングで唐突に流れるカントリーもホントに唐突で大笑い
B級はこの適当な感じというか、狙ってない笑いがあるのがいいんだよな…

なんとなく作品のちゃんとした評価をしてないような気もするけど、つまりですね、B級映画を愛するスタッフによるB級ファンの為のB級映画ってことや!
健多郎

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