復活のよにだ

映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!の復活のよにだのレビュー・感想・評価

3.5
プリキュア映画19作目。
プリキュア単体映画12作目。
プリキュアシリーズ12作目。
な、Go!プリンセスプリキュアの劇場作品。

前作のチャレンジングなハピプリが大失敗した事によってものすごく堅実なシリーズとなったゴープリ。
個人的に歴代のプリキュアの中ではゴープリが1番好きで、あまりにおもしろいので平日に徹夜して2日で全話完走したほどだ。

そんなゴープリの単体劇場作品はまさかの3本立て上映。

なぜわたしの好きな作品は春も秋も変な事をするの!?!?と残念に思っていたが、プリキュア生みの親である鷲尾天が
「秋は単発作品として上映していたが、春のオールスターズ映画のようにもう少しいろいろなことを盛り込んで賑やかなことはできないか、というのが出発点になっていた。そこでデジタル映像部に相談したところ、「これまでのCG技術の蓄積を元に新しいことをやってみたい」と言われ、当初はレビュー映像を考えていたのがストーリーがちゃんとあるものができてきた。子供たちに違和感を与えないか、「テレビで見たのと違う」となりかねないが、将来のことを考えれば、チャレンジするべきだろうと覚悟して挑んだ」
と語っているらしく、まさしくその通りの内容だったので素直に納得できた。


〇キュアフローラといたずらかがみ 3.8点
フルCGのSDキャラとなったプリキュアがただただずっと「かわいい」作品。
ほぼストーリーのない短編だが、とにかくSDキュアフローラがかわいく、表情も動きもかなりクオリティが高くて驚いた。


〇パンプキン王国のたからもの 2.6点
メインの長編作品。
こちらは従来のセルアニメだが、SS以来の60分作品となっているためにストーリーはそこまで練られておらず、やはりゴープリというポテンシャルの高い作品の劇場版としてはかなり不満が残る。
確かにゴープリはかなり王道なプリキュアだし、劇場版で王道なストーリーをする事に反対はしないが、ここまで積み上げてきたプリキュア映画ブランドを忘れてしまったかのような単純で優しいだけの作品にもはや感動はできない。


〇プリキュアとレフィのワンダーナイト!4.1点
これです!!!
わたしが求めてる映画はこれです!!!
と感動した全編セルルックCGの中編作品。
プリキュアEDのクオリティを支えてきた宮本浩史が初めて監督した作品であり、CGなのにアニメ的表情が最高にかわいい特徴が全力で発揮されている、技術面で完璧なプリキュア映画だと言える。
また、10分ほどの長さながらも長編のパンプキン王国のたからものよりストーリーでの完成度も高い。
レフィを助ける後半の怒涛の追い込みは「これぞプリキュア!!」「これぞみんなが大好きなゴープリ!!!」となるのでみんなで一緒に泣こう。



そしてまさかこの感動が後に10倍になって帰ってくるとは思っていなかった…。
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