健多郎

バーフバリ 伝説誕生の健多郎のレビュー・感想・評価

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)
4.0
涙を捨て、瞳に炎を燃やすはなし

インドの一大叙事詩マハーバーラタをモチーフに創作された架空戦記スペクタクル
2作目である「王の凱旋」の評価がえらい高いので、それを観る前に1作目を借りてきました(県内だと2作目の上映は2月からですし)
シリアスな大河ドラマですが、全編観客を楽しませようという画作りを徹底しておりめちゃくちゃおもろい!
こんな幼稚な言い方でも構わない、おもろい!
合戦のシーンの見応えはマッド・マックス怒りのデスロードにも匹敵しますよ!
一人二人くらいエレキギター掻き鳴らしてるインド人が居てもバレないよ、きっと

ところどころシリアスな笑いもあるんですが、凄まじい勢いでその笑いすらもカッコよさに転化していました
いやまあ、バレないようにこっそりタトゥーするシーンは「なんでバレへんねん!」てツッコんじゃったし、すげぇスタイリッシュに脱がすシーンは「なんやねんそれ!…いや、ホンマになんやそれ!?なに!?」て戸惑っちゃいましたけどね

今までヒンディー語映画やタミル語映画はちょこちょこ観てましたけど、実はこのバーフバリが初テルグ語映画でした
ヒンディー語、タミル語と比べると日本で配給される数は圧倒的に少ないテルグ語映画ですが、侮れないじゃないか!
でもインド国内版以外ではダンスシーンがカットされているのか、インド国内版と海外版とで長さが全然違うのは少し残念でした
このカットは2作目も同様なようなので、ヒットの暁にはノーカット版も出して欲しいですね!
結果的にかなり満足度の高い作品だった訳ですが、これより高評価の2作目は一体どれだけハイレベルなんだ…
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