ロンビュー

ポンヌフの恋人のロンビューのレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
4.0
レオス・カラックスの青春三部作の締めくくりは『ポンヌフの恋人』!愛の普遍性をこの映画には見ました。

まず、主演2人の『汚れた血』とのイメージの違いというか演じ分けが凄い。全然違う人に見えました。最初のドニラヴァンが坊主で出てきた時はびっくりしましたが、すぐに見慣れました。

そして、この映画のラストに驚かされました。と言うより感情が追いつかない。『ボーイミーツガール』と『汚れた血』のラストがある程度似ていた為に勝手にこの映画もそうかと思い込んでいましたが、まさかのラスト!

そして、ホームレス仲間のハンスがとても悲しい役でした。ホームレスであるアレックスとまだ普通の暮らしに戻れるミシェルが交わること、そして彼女もホームレスになることを認めませんでした。それはミシェルへの心配もあるでしょうが、アレックスが自分の失った愛を手に入れるのが嫌だったのかもしれないと感じました。
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