キングボブ

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史のキングボブのレビュー・感想・評価

3.7
リメイク作品3作目。
個人的に大長編ではリトルスターウォーズと並び、最も好きな作品。

重力の小さい星でスーパーマンになれるとか、畳の裏が遥か遠くの宇宙船と繋がるとか、SF好きならたまらない設定。

さらには友情をテーマにロップルやチャーミー、クレム、そしてジャイアンにスネ夫にしずかとの関わりの中で成長を見せるのび太の姿が非常に感動的。

ただ正直がっかり…
オリジナル設定はいらない。
これを入れてしまったことで、友情の物語に親子愛が邪魔をしてしまうという構図が出来上がってしまった。

さらにはモリーナとクレムの声はなんなんだろう…
違和感でしかなく、原作で重要な役柄のクレムの存在が、非常に軽いものに。

そしてこれは新映画ドラえもん全体にいえるが、ドラえもんがパニックでいろんなものをポケットから出す描写は、一作品一回でいい。
ドラえもんはもっと頼りになる存在であり、ギャグのつもりなのだろうが、イライラさせられてしまった。

大好きな作品なだけに非常に残念。
リメイクに期待はしないほうがいいかな。
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