茄子

さようならの茄子のレビュー・感想・評価

さようなら(2015年製作の映画)
4.3
度々闖入者を登場させる深田晃司監督だが、今回はアンドロイドが違和感なく画面に登場する。誰もいなくなった街に残る、ターニャとアンドロイドの長い時間経過は素晴らしい。死を待つターニャと命をもたないアンドロイドの対話は、まるで生きている人間のような温かさがある。
震災以降「(生きて)とどまるか、(消えて)なくなるか」[To be or not to be]という重要なテーマから、最後はいつものように疑問を投げかける構成がうまい。
茄子

茄子