日本公開が(今さら？)めでたく決定した青春系爽やかBLオランダ映画『BOYS』主演のハイス・ブロムくんの同時期の主演作をウォッチ。

（余談ですが『Happy Death Day 2』と続けて見たら、まさかの“Stayin’ Alive”繋がり！）

主人公は作曲家を目指すピアニストで、顔も見たことがない父親に会いたくなって、ガンを患った母親の余命はいくばくも無くて、同級生のオランダ美女２人に恋心を抱いて、親友はただただ超いい奴で、、、夢・家族・恋愛・友情、そのどれもが“ご都合主義”全開な展開で、流石にどこにも感動できないまま見終わってしまったという珍しい一作。
（クライマックスなんて「いくらなんでもそりゃないぜ」な雑さ加減にトホホ…）
（映画冒頭で、どんなに急いでいる状況でも“交通ルールを守り”、“困っている子を助けて”いたはずの心優しい主人公が、後半で見事に“交通ルールを破る”奴へと変貌してしまいガッカリ…）

とりあえず、
ハイス・ブロムくんがニック・ロビンソンに見えて仕方なかったです。。。


（Filmarks未掲載だったので便乗レビュー…）
続けて、またもや同時期に製作のオランダ映画『Kankerlijers』を鑑賞。
（『ペインキラーズ』で親友役を演じたマシモ・ぺシックくんも出演で、ハイス・ブロムくんよりもずっと芸達者で大活躍してます！）
（英語字幕も無い状態での鑑賞なんで会話内容がほぼ理解できなかったけど、こっちの方がずっと見応えあるからソフト化希望！）
（小児がん患者少年達の“院内青春グラフィティ”で、フランス映画『約束 ラ・プロミッセ』が好きな人には刺さるはず！）

• #おまけで映画紹介

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015にて。
作曲家を志す少年がオーケストラに入ったり、うまくいかない恋ばかりしたり、母親は病気になるし、顔も知らない父親に会うしと長くはない中にドラマをぎゅっと詰め込んだ眩しい青春もの。
クライマックスではえーっちょっと都合良すぎない？といってみたくなる無粋なツッコミ心も、素晴らしい音楽に押し流されてしまいました。

登場人物がみな欠点を持っていても魅力的で、どうも父親向きじゃない父親との関係もいい距離感でした。
このひとダメなんだよなぁと分かってる相手でも、そのひとじゃなきゃダメってことがあって、失望も希望も一緒くたにひとはひとと出会っていくんだよなーと思う。

記録

• #SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
• #蘭。