このレビューはネタバレを含みます
世界中が死の灰に覆われた中で、全くその影響を受けない谷と言う設定が有り得るのかどうかはちょっと分からないのですが、谷はひたすら平和で美しい。
彼女が彷徨う街の色彩が独特で、殊更にそれを痛感する。
平和に生きているようで、凄い不安が有っただろう。皆それぞれ一人で。
お互いしかいない2人の時はまだ良かった。3人になったら、変化する物が有る。
だからこそのアンの行動なのだろうなぁ‥
もう一人にはなりたくないし、誰も失わず仲間で居たかっただろうし。
その辺は男たちとはちょっと違うかもしれない。
その微妙な心の変化、複雑さを繊細に描いて居るなぁ。
あの時あそこで何が起きたのか。どうなったのか。想像する事しか出来ないけれど。
Margot Robbieはやっぱり好きだな。