菩薩

死化粧師オロスコの菩薩のレビュー・感想・評価

死化粧師オロスコ(2000年製作の映画)
3.0
お国柄なのか、それとも数が多過ぎてやってられん!なのかは知らんが、オロスコさんのお仕事はだいぶ大雑把に見える、けれどこれはきっと手際が良いですねと褒めるべきなんだろう、あんだけ日常的に死体がゴロゴロしてりゃさぞかし儲かるだろうに…。お腹を裂けばボロンボロンと出て来るべき物が出て来る、出した物の代わりに謎の布やら綿やら詰めて、綺麗にしてから棺に納めてやる、人生最後のお化粧。頭べろんと捲られたお姉様、脳みその代わりに丸めたチラシみたいの詰めてガンガン叩くとこは流石に笑っちゃったけど、いざ完成形に辿り着いたらなんだか綺麗で感動してしまった。内容にしても作品の質にしてもそんなに観られたもんじゃないし、これ観るなら尺的にもブラッゲージの『自分自身の眼で見る行為』を観た方が良いと思う。あのぐじゅぐじゅの腐乱死体がその後どうなったかだけ気になる…。
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