ねぎおSTOPWAR

純粋の時代のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

純粋の時代(2015年製作の映画)
3.8
1398年は、足利義満が金閣寺(鹿苑寺)を建てた翌年。
朝鮮半島では、朝鮮が建国されて6年。元号は太祖(テジョ)7年。
他の作品レビューで書いた記憶がありますが(作品名忘れた!)、李氏朝鮮は王も閲覧不可能な記録が残ってるので、事実ベースの作品が作られやすい状況にあるわけですね。素晴らしいこと‼️

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この映画の背景にある史実・・初代王である太祖=李成桂(イ・ソンゲ)は、1392年に朝鮮を建国し、1398年10月には退位しているんです。
記録されている理由は、息子たちの権力争いに嫌気が差したそうです!笑

さてさて、まさにというか、色々となるほどーなストーリーが展開されますが、どこまでが脚色かなーー。
まあ是非皆さん、「あの辺かな、この辺かな?」と想像しながらご覧いただきたいです。
ちなみに18禁で、日本公開ないままソフト発売しています。
18禁の理由は度々のセックスシーンでしょうね。
女優さんはこれがデビュー作のカン・ハンナさん。演技も悪くなく凄いです!
相手はペ・ドゥナの彼氏だったシン・ハギュンさんと、太祖の息子で3代王太宗=イ・バンウォンを演じるチャン・ヒョクさんと、シン・ハギュン演じるキム・ミンジェ将軍の息子キム・ジン役カン・ハヌルさんです。
紛らわしいけど、ほぼ、シン・ハギュンさんとカン・ハヌルさんです。

ネタバレしないようにギリギリで書きますが、この映画、画面だけじゃなくかなり刺激的なストーリーです。
寝ちゃダメ映画。
後々考えると「あれっ?監督さんさすがにアレは無理がないかい??」となる気もしますがね、そしてベタなところはベタ。


朝鮮王朝って、ここからずーーーーーっと親が子を殺し、子が兄弟をハメ、殺し・・
題材に事欠かないスキャンダルのオンパレードだけに、建国に携わった方々のまさに「純粋の時代」・・ってことなのかな。

シン・ハギュンさん演じる将軍は女真族の出身。カン・ハンナさん演じるガヒは親を殺され妓女として生きることを余儀なくされた女性。
定番の差別、格差がここにも。


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