健多郎

ドント・ブリーズの健多郎のレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
4.0
盲目ジジイvsバカなコソドロ軍団のはなし

ジジイのアームロックと全てを見通したかのような白濁の瞳が強烈すぎる!
若者たちが家に侵入してからラストまでがだいたい70分強でしょうか、その間ずっとハラハラしっぱなしでめちゃくちゃ疲れました…
ちょっとでも音を出せばジジイが殺しにやってくる、元軍人だけに肉弾戦も結構強い、しかも獰猛な犬までいる
やはり盲目の老人は強い…映画の盲目キャラは強いものなのだ

ジジイに襲われる3人が、良心は残っているとはいえコソドロなのもポイント
キャンプ地で襲われるとか肝試ししてたら襲われるとかじゃなく完全な自業自得ですからね、全くコイツらに感情移入できません
そんなこんなで若者たちを迎撃するジジイが正義なのか…といえば決してそうではないのも良い
コソドロだけじゃなくジジイにも感情移入できない
感情移入できないにも関わらずこのハラハラドキドキ、感情移入してたらどんだけ心臓に負担が掛かったか…
制作陣の皆様、主要人物全員をクズにしてくださってありがとうございました!
健多郎

健多郎