くま

フェームのくまのネタバレレビュー・内容・結末

フェーム(1980年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

とても懐かしい作品

昨年の11月末に歌手のアイリーン・キャラさんが亡くなったことを知り
数日間、彼女のアルバムを繰り返し聴いていた。

彼女の代表的なヒット曲といえば、、

映画の主題歌でもある"Flashdance....What a Feeling"が日本でも大ヒットし多分一番有名だけど、
この映画の主題歌である”Fame”も有名だよね、好きな曲だ。


それで彼女が主題歌を歌い、出演している映画、FAME を動画配信で検索してみたら、あった!あった!

最初に観たのは20代前半の頃だから、40年以上振りの再鑑賞となった。
映画の中身はほとんど忘れていたから、とても懐かしい感じもありながら新鮮な感じ。

ニューヨークの公立芸術学校を舞台に明日のスター、歌手やダンサーや俳優やプロの演奏家を目指す若者の青春を追っていた。

この映画を観るとアメリカって凄い国だなあと改めて思う。

入学試験がオーディション形式で、その自由さというか適当さというか、日本では考えられないほど自由でごちゃごちゃでカオス状態。

すごいわ~圧倒される。

彼等の芸術の表現と若者の生き様のような面というか独特の個性をスクリーンを通して楽しめた。

若さと情熱で、踊り歌い演奏し演技し表現する。
時にミュージカルのようでもあり、その躍動感が途切れることなくずっと続いている感じ。

登場人物の数名にスポットライトをあて、入学から卒業までの4年間を、彼等の性格や背景に迫りながら、
夢や挫折や抱える問題を通して一人一人描いていて興味深かった。
それは演技ではなくて、まるでドキュメンタリーを観ているようでもあった。

それでお目当てのアイリーン・キャラ、、、こんなに少女だったのか、、

彼女の歌う主題歌でもある”Fame”。。。とても印象に残る、、芸術学校の生徒たちが大通りに出て歌い乱舞する。。一つの大きな見どころ。

”Out Here On My Own"や"Hot Luch Jam"もとてもいい曲だ。

卒業式だったのかな?エンディングで、生徒だけじゃなく出席者もみんな、全員で踊り歌う"I Sing the Body Electric"は圧巻!
もうここは完全なるミュージカルでダイナミックで感動的で鳥肌もの。


夢に溢れた若者とたちの青春、、これからいばらの道が待っている、、
厳しい試練の道を失敗を恐れず若いエネルギーで力一杯突っ走ってほしい!と願う。

観終わって少し若返ったような気持。


最近は昔の映画でも手軽に探せて、気楽に観る事ができるようになって
本当に凄い時代になったなあと思う、、有難や。

くま

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