秋

クリーピー 偽りの隣人の秋のレビュー・感想・評価

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
4.0
大学生の頃、まだ配信サービスをあまり使わずDVDで映画を追いかけていた頃に視聴。今年黒沢清作品がまたやるということで思い出したので記録。

犯罪心理学者・高倉は、6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼され、唯一の生き残りである長女の記憶を探っていた。そんな折、新居に引っ越した高倉と妻の康子は、隣人の西野一家にどこか違和感を抱いていた。ある日、高倉夫妻の家に西野の娘・澪が駆け込んできた。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」――この一言で一気に物語が加速していった。

とにかく香川照之が狂ってた。でも、こういう人いるかもなと思ってしまったからもっと怖い。隣に住んでいる家族のことなんて、きっと知ってることは1%にも満たない。だから、見ていて背筋が凍るんだ。

クリーピー=ゾッとする、そんなラストだから、それだけは今でも覚えてる。覚えてるから、そこまでの流れを忘れてしまった今、見返したら面白いのかもしれない。
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