爆笑！！！前半から凄い真面目に「キヨシ、始めます」って感じでずっとクリーピークリーピーしてて、たぶん皆あれこれ考えるし、画面の隅々まで目を凝らしてなんかストーリーを読み解くヒントはないものかと必死に頭をフル回転させるんだろうけど、後半以降の素っ頓狂な落差に唖然とするし、笹野高史が穴に落下するとこで完全にこれドリフやん、と言うよりキヨシ版の変なおじさんやんって事に気付く。竹内結子は往年のいしのようこみたいだし、西島秀俊は言うなれば田代まさしポジション、だからこの作品には謎のオクスリが出てくるのでは？と勘ぐってしまう。ホラーだと見せかけて完全にファンタジーの領域だし、作品的には『トウキョウソナタ』の系譜として捉えている。西島はあれやこれや外部に踏み込んでいくのでは無く、まず目の前の妻に関心を持ち内面を覗く努力をするべきだった、チョコが手作りの時点でツッコメよ。物件の撮り方も何やら押井守の『迷宮物件』ぽいし、絶対何かある…これはヤバい…と構えてしまうが、予告の時点で香川照之が「父親」で無いことが明言されてるのは重要な点だと思うし、他人の領域に土足で踏み込む事の危険さとか、近くにいてもまるで知らない他人に対する恐怖そのものがミスリードを招く要因になっている。まんまと騙された人（挙手🙋♂️）はイラッとするかもしれないし、確かにまるで説明責任を果たしていないが、まぁ「他人のことなど知ったこっちゃ無い」ってのがキヨシの言い分なんじゃないかって気がする。だとしたらまんまとしてやられた、俺も川口春奈を問い詰めたい（むしろ詰問されたい）。笑いは緊張と緩和って例のマッチョが言ってた気がする。
