永い言い訳。愛してくれる人がいるからこそ、自分は誰かではなく代わりのいない自分になれるのかもしれない。みんな愛されたいよ。あたたかさと孤独が同居している映画。
髪を切らなくなってしまったり、自分の部屋は片付けなくなってしまったり。誰かに求められないとどうしようもなくなってしまったり。分かりやすい表現だけれど正直な表現だと思う。人生は他者。他者がいない世界では何もできなくなるししなくなる。寂しいな。
竹原ピストルが演じる男、ああいう男の人はとても苦手だ。不器用な部分ではなくて、まっすぐな部分。まっすぐで正直な人を見てしまうと、その明るさに充てられてしまう。羨ましくて妬ましくて、嫌になってくる。共感できるな。
観てから時間が経ったのでまた観よう。
深津絵里が海に映るシーンが美しい。
あの瞬間こそがすべてなのかもしれない。
自分を大事にしてくれる人を簡単に手放してはいけない。じゃないと、愛していいはずの人がいなくなる。