yaaa

13時間 ベンガジの秘密の兵士のyaaaのレビュー・感想・評価

4.1
最近のRPGもの(ゲームではなく、街中でRPGをぶっぱなされて吹き飛ぶジャンル)の中ではなかなか楽しめる一本。

「トランスフォーマー」シリーズのノリノリな軍人描写や「バットボーイズ」の死体ギャグなんかの積み重ねが結実したような出来上がり。
民兵のやられ方バリエーションが多くアクセントに丁度良い。

重火器武装なのに短パン、すれ違う人が敵か味方かわからない混乱、戦闘地域の真横でテレビ観賞…
近代の市街戦のカオスと恐怖がよくわかる。

違う監督が撮れば米国のリビアの干渉とか、末端は切り捨てられる組織論とか生真面目に製作することもできたかもしれないが、そこはマイケル・ベイ。

近所の大使館が襲われていれば、即助けにいくしかないっしょ!みたいな少年ジャンプの友情・努力・勝利?みたいなとこに焦点合わせてる。
そこが馬鹿じゃねえの弱点でもあるが最大の強み。
燃える為にはきちんと燃料がいるということ。
オール髭ずらのおっさん達の勇気を観ると割り切ればなかなか良い。
yaaa

yaaa