柳楽優弥の狂気的な暴力。
暴力によって生きていると実感できる彼は、街で強そうな奴をみつけてひたすら喧嘩に明け暮れる。
その暴力の威を借り、強さを手に入れた菅田将暉。
どちらも狂気に満ちていて怖い。
何度殴られても立ち上がり拳をかざす柳楽優弥には、強そうな奴しか相手にしないというルールがあるようだったけど、菅田将暉は自分よりも弱い奴にしか手を出さない、完全に非道。
ストーリーは特にない。
ただひたすら喧嘩行脚を繰り返し、しだいに殺人犯に成り下がって行く。
この映画で何を感じればいいのか全くわからないけれど、何か凄いものを見てしまった感はあった。