satooo

ディストラクション・ベイビーズのsatoooのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

登場人物ほとんどがクズ。

弱者にしか手を出せないクズがたくさんいる中、先陣切って最強のクズを演じているのが菅田将暉。それに続いて小松菜奈。

メインの3人にも他の人にも、これと言って深入り出来るような生い立ちは存在しないので、感情移入は全くできない。
ただ、台詞にある「一度女を殴ってみたかった」というところに、人間割と誰しもあるんじゃないかという好奇心や興味本意なところが見えている。
自分が被害者、もしくは加害者になったら…と考えずに、暴行事件やいじめ問題などのニュースを見て誰しもが他人事であーだこーだ言うのだ。
人によっては"俺も真似したい"などと思う人もいるのではないだろうか。
だが、実際に真似するひとなんてほとんど存在しない。
でもこの物語は違う。好奇心で、興味本意で、人を殴ってみたりはたまた殺してみたり。万引きもそうだろうか。強くなったと一瞬でも思えるときを現実のように感じ取り、正常な頭では居られなくなる………
何気なく成り立って居た上下関係。ひとつ間違えれば逆にもなり得る。
それが菅田将暉と小松菜奈が演じるクズたち。

それに引き換え柳楽優弥演じる主人公は、まったくわからない。弱い者には基本的に手を出さないのかな?と思うほど、強そうな者にとっつきにいく。
ボコボコにされても自分の限界を知るためか何度でも立ち上がるやばいやつ。
これまた最強にクズではあるが、何も考えず弱い者には手を出す感じのないだけ上の2人よりはマシ…なのかな。。


とにかく!暴力やK-1などの苦手なひとは観るべきではない!!!
内容はともかく、おそらく暴力のない時間は15分程度。それ以外常に殴る蹴る。。
わたしには向いていなかった……
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