このレビューはネタバレを含みます
DARK主演のルイス・ホフマン繋がりで観ました。
覚悟はしていたけど、やっぱり辛過ぎてべしょべしょに泣きました…
地雷の撤去という作業を映画だとしても始めて目の当たりにして、そんなにザクザクつついて大丈夫なの!?!?とハラハラ…
緊張と緩和のバランスが絶妙だった
軍曹の心情の変化の演技が凄くよかった。最初は少年兵達をただの道具としか見ていなかったのに、徐々に「子供たち」として接するようになっていく過程でどんどんこちらも感情移入していく。
愛犬が死んでしまったときに、また突き放すようにしつつも、完全にはそう出来ずに心の整理も付かず苦悩する…
地雷を踏んでしまった後の跡形もなく消し飛ぶ仲間、そうではなくとも重症の悲惨な状態で苦しむ羽目になる仲間…
誰もが戦争の残酷さ無意味さをわかっているはずだけど、この映画を観てさらに思い知らされた。
あの砂浜にそんな莫大な数の地雷が埋め込まれているなんて正気じゃない…その数をまた全て人間が取り除くのも正気じゃない。
最後残った少年兵達だけでもと軍曹が逃がしてくれたけど、現実に軍曹のような人は居たんだろうか…
あまりにも唐突に呆気なく終わったけど、映画としてそれがせめてもの救いだった…
また永遠に終わらない途方もない地獄に再び送られた時の4人の顔が辛すぎた。
終わり方が駆け足だったので、もう少しだけ尺にゆとりがあって欲しかった…とちょっとだけ思った