キングボブ

ヒトラーの忘れもののキングボブのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.7
心に重く響いた…。

フィクションではありながらも、きっとこのようなことはヨーロッパだけではなく世界中で起こっていることなのであろう…。

ナチスの大罪の尻拭いをさせられる、罪のないドイツの少年兵達。
ドイツを憎しみの対象としか思っていなかったデンマークの軍曹が、少しずつ彼らとの距離を縮めていく姿に胸打たれながらも、容赦無く襲いかかる「ヒトラーの忘れ物」によってものすごい緊張感が生み出されている。

戦争映画というには少し変わった目線からのストーリーであるが、ナチス系の話ではダントツの素晴らしさ。
命の尊さを改めて認識させられる作品であった。

2019年 247本目
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