心に重く響いた…。
フィクションではありながらも、きっとこのようなことはヨーロッパだけではなく世界中で起こっていることなのであろう…。
ナチスの大罪の尻拭いをさせられる、罪のないドイツの少年兵達。
ドイツを憎しみの対象としか思っていなかったデンマークの軍曹が、少しずつ彼らとの距離を縮めていく姿に胸打たれながらも、容赦無く襲いかかる「ヒトラーの忘れ物」によってものすごい緊張感が生み出されている。
戦争映画というには少し変わった目線からのストーリーであるが、ナチス系の話ではダントツの素晴らしさ。
命の尊さを改めて認識させられる作品であった。
2019年 247本目