あずきち

バーニング・オーシャンのあずきちのレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.9
安全が第一だ。
作業員はここで生活している。

の意味が分かればこんな人災はなかったでしょうね('ω')普通のことなのにね。


【お金第一の本社のお役人が遅れてる作業をサッサとやらんかい!と急かしたせいで起きた史上最悪の事故から逃げろというお話】

事故が起こるまでの前半はとにかくイライラしました。胸糞でした😌
仕事のホウレンソウが全く出来てないだろうな!って思えるコミュニケーションの悪さや、テスト結果が良くないのにコストを削ることしか頭にないお役人や、作業員たちの「知らな〜い」「もうすぐ帰れるぞ〜〜!!!」っていう楽観的な仕事への姿勢。
「勝手に救助を呼ぶな!一時的なものだ!!」ってもうこの会社どうなってんの??ってイライラしかなかったです。

事故発生からはもう逃げるだけです。
海も燃えてる大火災も発生のためにとにかく逃げるだけです。
みんなを助けて回るマークのヒーローっぷりを見てください←
アンドレアと上に逃げた時のマークがかっこよ過ぎて号泣してた私をお許し下さい。助かるのは分かってたので、ただ格好良さに号泣してました許して神さま←←


しかし、この映画スゴイなぁと思ったのは最初から不穏な空気しかない。
最初のコーラの噴射やネクタイの色の件や作業員たちの「もうすぐ帰れるぞ〜!!!!!」とか「今夜は忙しくなるぞ」って、この後何かが起こるよ☆って感じしかしない。
不穏な空気作りが凄い。
その不穏な空気からの大爆発ですからね。んんん、すごい!(伝われ)

ピーターバーグとマークでの実話映画は締め方よね!!
カートラッセル演じるジミーが最後に読み上げてた名前が実際に亡くなってしまった方たちの名前だったのがな...もう.......何も言えねぇ...。


修理が必要な機械が390あるってだけでこの会社いつか何かが起こるってのが分かる。
あずきち

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