５月５日…今日が何の日かご存知でしょうか…？
…こどもの日！？　…しょこたんの誕生日！？　

毎年５月５日はピンク大賞の日に決まってるでしょうが！！！

歴史で言うと今年で第２８回目を迎えたらしいですが、気づけば私は４年連続上野オークラ劇場に足を運んでいました。。毎年立ち見者続出。初めて入ったのもちょうど４年前だったなぁ。。だいぶ恥ずかしさがなくなったなぁ…。危ないオッサンしかいないなぁ…と思ったけど自分も馴染んじゃってるのかなぁ…。

実は今月で飯田橋のくらら劇場が閉館になり…いよいよ都内ではこの上野オークラとシネロマン池袋しかなくなってしまいました。。ピンク映画館も変革の時を迎えているのでしょう…そのピンク映画の未来を担うのがこのピンク映画大賞なのです！！

２０１５年の公開された４１本の中からファン投票によって選ばれました。ちなみにここで言うファンとは…年間５作品以上見た人を指すため、僕なんかはただの庶民なんです。投票権すらないのです！

第28回ピンク大賞の最優秀作品は…僕も見ました『痴漢電車　悶絶！裏夢いじり』でした！　Ｒ－１５版に編集してテアトル新宿で上映され去年のレイトショーの最高動員数を得たらしいです。ただ、コレは全くもって面白いと思いませんでした…！！ＤＶ男や強姦男、グロテスクな犬など登場してはっきり言って感情移入の余地なし意味不明な作品でした。

個人的には去年は『ドＭ卒業　さよなら、ご主人様』という作品が最高だったが。。

その投票第２位がこの『情炎の島　濡れた熱帯夜』
なんと監督、主演、男優が全て『痴漢電車　悶絶！裏夢いじり』と同じという快挙というか何というか…モヤモヤする受賞でした！！

監督は山内大輔、なんと去年の最優秀作品『欲望に狂った愛獣たち』に続く２年連続の受賞！完全にピンク映画界の超新星！どれも普通のピンク映画とか違うクセが強い！基本グロくて友松直之監督系と思っていただければ分かりやすいかも知れません。。

そんな中『情炎の島　濡れた熱帯夜』は一見ホラー的要素があるものの基本ハートウォーミング！ウルッと泣ける演出もあって一般の方でも見やすい作品となっております！

主演は朝倉ことみ。そんなに可愛くはないはずなのに、何故かピンク映画界に引っ張りだこ。主演女優賞と新人女優賞のＷ受賞らしいです！へー。

お相手役は…僕らのアニキ！川瀬陽太！！今作もダメ男を見事に演じて、こちらも男優賞！しかも２日前に『ローリング』で第25回日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞を受賞したばかり！一般映画とピンク映画で同年に受賞した人は史上初との事。そりゃ両方メインで出てる俳優なんて早々いないので彼しかできない偉業でしょう！！

売れない官能小説家・川瀬陽太の唯一のファン朝倉ことみと結婚、朝倉ことみはその後も保険の営業などで働くも川瀬陽太はグータラ。あげく、スナックのママ・真木今日子(超巨乳！！)と出来てしまって浮気しまくり。一応仲直りして気持ちも新たに一般小説を書いたらバカ当たり…！沖縄でゲストハウスを建てるという朝倉ことみの夢を叶えるべく沖縄に行くも実は…怒涛の涙の展開が待っているというお話。。
何となくどっかでよく見る展開でもあるけど、ピンク映画としては充分及第点と言えましょう。

そして…この映画もまたこの夏、テアトル新宿でＲ１５版で上映が決定！！
何だかんだ言ってもまだ上野オークラに行く事はオススメできませんから、気になる方は是非このテアトル新宿から道を切り開いてはいかがでしょうか！？　僕みたくなってしまう覚悟があれば…。

• #片腕２０１５年公開映画
• #片腕オーピー映画

『いま、会いにゆきます』だなと思っていたら『星空のむこうの国』だったというファンタジー。
映像からピンク映画の匂いがしないがやっぱり低予算、曇り空で強硬撮影したため沖縄っぽさが半減。

2016年3月12日　朝日劇場

確かに驚く展開だけどそこまで燃えないかな。エンディングで曲にシンセが入る瞬間が1番アガッた。
しかしこの先生の本読んでみたいな