今風の映画だなぁ〜と思いながら鑑賞。
ワクワクする展開なのだが、個人的には「もう一声!」という感じがした。いや、面白いんだけどね。
全編に渡ってオマージュだらけなので、元ネタを全く知らないで見ると「オタクの内輪受け」と思われてしまうかもしれない。
家庭の描写はBTTFのようでもあり、仲間たちの描写はグーニーズのようでもあり、大筋はチャーリーとチョコレート工場のようでもあり、最後の謎解きはインディジョーンズ最後の聖戦のようでもある。
言い方は悪いが、VHSテープが大量に投棄されたゴミ捨て場に立った塔が本作、という感じだ。
かつての映画には聖書や何かから諸々の引用があったが、この映画にとっての聖書は、ブロックバスターズに並んでいたVHSテープなのだ。
作りとしては面白いが、実験の域を出ていないような気もする。もっとやれただろ!というムズムズが残る映画だ。