Kachinori

レディ・プレイヤー1のKachinoriのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

vr技術が普及した未来。仮想世界オアシスの創設者ハリデーの死に際に放った一言は、人々をオアシスへと駆り立てた。「オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円とこの世界のすべてを授けよう」

インキャメガネの青年z(自称パーシヴァル)は海賊王ハリデーの遺言に残された莫大な宝「イースターエッグ」を探すイベントに参加する。

しかしオタク気質が災いしピンクパンク女アバターに恋をしてしまうz(自称パーシヴァル)。攻略法に釣られて集結するピンクパンク女、デカ男、忍者、チャイニーズ拳法口なし男。
「俺は誰とも組まない」とか宣っていたクロコダイルかぶれも絆されていくうちにクロスギルドを結成してしまう。

一方、デカ会社0101は河原町の一等地をエディオンに譲る傍らでイースターエッグを虎視眈々と狙っていた。0101の勅令を受けたサノスみたいなやばいアバターがメガネインキャ(自称パーシヴァル)抹殺のために動き出す。

z(自称パーシヴァル)はオタク知識を用いて、5年間誰もクリアできなかった第一の試験カーチェイスをクリアする。(このクリア方法は吹田のバーテンダーには不評であった。)

こうして、順調に試練を突破していくz(自称パーシヴァル)。一方、現実世界では吹田ぐらい荒廃した町のトレーラーハウス周辺にz(自称パーシヴァル)を目で追う明らかに怪しい反社会的タトゥーを顔面に入れた世紀末漢がいた________。

ゲーム世界でシャイニングの館のゾンビを踏んだりしているうちに家を爆破され、叔母さんとヒモが死んでしまう。そこで絶体絶命のz(本名w.w.)(自称パーシヴァル)を拉致したのは、、、なんと世紀末タトゥー漢だったのだ。

世紀末アジトで目醒めたクソナード(自称パーシヴァル)は、ついにネカマピンクパンク女と対面する。その正体はネカマでもピンクでもない、しかしテロリストというパンクでしかも本当に女だったのだ。つまりパンク女は本当だったのだ。童貞(自称パーシヴァル)はパンク女の顔にある轟焦人ぐらいの申し訳程度のアザを見るや否や「全然イケる」的なことを口走りラブラブになる。

ここからの展開は激アツであった。金目当ての仲間たちと現実世界でも出逢いながら、最後の試験に挑む。コインの伏線やサノスとのアベンジャーズアッセンブル並みの最終戦争など目が離せなかった。
「俺はガンダムで行く」は訳がわからなかったしデカ鉄巨人が親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。サノスをどうやって倒したかとかは全然覚えていないのでコメントで教えてください。

こうしてなんとか試練に到達し、ギーク力を発揮したパーシヴァル(笑)は無事クリア、ハリデーの過去の記憶に入り話すことができる。

このシーンは内容はあまり覚えていないが70歳ぐらいになれば理解できるのだろうか?とりあえず「リアリティーイズリアル」という深いことを言っていたハリデー。現実を生きる大切さを上手く試練に絡めて伝えたと思う。一方で仮想空間での人の繋がり、絆が現実をより良いものにもすることも認めている映画だった。現実とゲーム、どちらも肯定するような内容をよく成り立たせていた。

ここまでは良かったが、問題はこの後のシーンだ。

現実世界に帰ってきたww(自称パーシヴァル)はモリー?とかいうコンティニューコインをくれたお爺さんに会い、お金をどうするか聞かれる。絆されクロコダイル(自称パーシヴァル)はあろうことか「仲間と分ける」と答える。後ろのトラックから居場所無さげに降りてきた金目当てのチャイニーズ拳法生意気ガキ、ガンダム忍者たちは目を輝かせる。これが絆かよ。まあアカウント蒸発してるから絆っちゃ絆か。自分なら捨てアカウントで助けるかな。どっかのピンクパンク拉致られ轟焦土みたいに0101のアカウント使うかも。そう考えたら轟焦土だけリスク取ってなくて草。wwだけにね。

ラストシーンはがおがえんも言及していたが、ひどいものだと思った。ここまでリアルとゲームを面白く描いた作品で、ゲーム世界を週休2日制にするとか終わっとる。ワシの地元の徹夜男の方が働いとる。
 
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