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レディ・プレイヤー1のTKSDのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.5
この映画を娯楽として楽しむには、結構な映画マニアでなくてはならないように感じました。
様々な映画をオマージュしたシーンやセリフが出てきますが、元ネタを知らないとかなり置いてけぼりにされます。

映画マニアのタランティーノでも、ここまで置いてけぼりにはしないのですが…。

仮想現実の創造者の苦悩は結構ホロっとくるものがあったので、こっちをメインで掘り下げてくれたらなと思いました。
つまり、創造者とスピルバーグがダブって見えたのです。
フィクション(仮想現実)の世界で永きに渡り覇権を握ってきたスピルバーグ。老境を迎えた彼が最後に伝えたかったことを、劇中の創造者に仮託していたような気がしました。

それだけに何かもったいない。もっと真正面から言ってくれればよかったのになぁと。

でもそれは多分、自分はエンターテイナーであり続けたい、自分語りなんて恥ずかしいぜというスピルバーグのシャイな性格によるものなのかなと勝手に想像しました。
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